
今回は、厚板用ドリルねじについてご紹介します。
厚板への施工でお困りではありませんか?「厚板用ドリルねじ」は、従来のねじでは難しかった厚板への貫通を簡単にし、作業効率を大幅に向上させる画期的なソリューションです。この記事では、厚板ドリルねじの特性とその優れた貫通力により、日々の作業で直面する課題をどのように解決できるかを詳しく解説します。ねじ選びに悩む方や、施工時間を短縮したいと考える方にとって、厚板用ドリルねじはまさに理想的な選択肢です。耐久性と効率性を兼ね備えたこのねじを選べば、現場での作業をより確実かつスムーズに進めることができます。ぜひ一度、厚板用ドリルねじの実力をお試しください。
厚板用ドリルねじの主な特徴
・下穴は不要で貫通力、段違いです。
・厚板、H鋼を下穴なしで一発貫通します。
・呼び径4㎜で板厚6.5㎜迄の鋼板を、呼び径5㎜は板厚12㎜までの鋼板を打ち抜くことが可能です。
・下穴をあける作業時間の短縮を実現します。
・独自の先端ドリル刃により、厚い鋼板を素早く貫通します。
・細目ピッチでしっかりと部材に締結します。
・高耐食表面処理を使用しています。

ラインナップ
| 種類 | サイズ | 長さ (mm) | 適応板厚 |
|---|---|---|---|
| なべ頭 | 4mm | 19, 25, 30, 40, 50 | 2.3mm~6.5mm厚まで (ステン板: 2.0mm~4.0mm) |
| なべ頭 | 5mm | 19, 25, 35, 50 | 2.3mm~12mm厚まで (ステン板: 2.0mm~5.0mm) |
| さら頭 | 4mm | 25, 30, 40, 50, 60 | 2.3mm~6.5mm厚まで (ステン板: 2.0mm~4.0mm) |
| さら頭 | 5mm | 25, 35, 50 | 2.3mm~12mm厚まで (ステン板: 2.0mm~5.0mm) |

| 材質 | 表面処理 | 特長 |
|---|---|---|
| 鉄 | ゼロクロメート | 従来のユニクロメッキの10倍以上の耐食性 |
| ステンレス | ブランカ処理(BLANCA処理) | SUS410塩水噴霧10,000時間以上赤サビなし サビ、焼き付きに強い |
ゼロクロメート(次世代高耐食性ノンクロム電気亜鉛メッキ)

従来の金属表面処理で広く使われてきた「六価クロム(Cr6+)」を含むクロメート処理は、高い防錆性能があるものの、環境・人体への有害性が指摘されています。ゼロクロメートは、この六価クロムを一切使用せずに、同等以上の防錆性能や付加価値を実現する環境にやさしい代替技術です。また、ゼロクロメートは、近年、紛争鉱物問題で指定されているコバルトを使用していない表面処理になります。主な特徴は、環境に有害な六価クロムを使わないため、環境規制に適合しやすいです。防錆性能の保持独自の化学処理や無機・有機複合皮膜により防錆性を確保します。ゼロクロメートは使用後であっても高い耐食性を維持します。
BLANCA(ブランカ)処理とは
「ブランカ処理(BLANCA処理)」は、ステンレス鋼の表面に施される特殊な処理技術の一つで、主に以下の特徴があります。
1.表面の光沢を向上させ、美観を高める
2.耐食性や耐摩耗性を強化する
3.汚れや焼き付きが起こりにくい表面を形成する
主な効果としては、ステンレス表面の平滑化と光沢向上による美観改善、表面硬化による耐摩耗性の向上、さらに焼き付き防止や異物の付着抑制が挙げられます。
なぜステンレスにブランカ処理が必要か
ステンレス製のドリルねじとステンレス板の締結は、同じ金属同士であるため、特に「焼き付き」が起こりやすいという課題があります。
1.摩擦抵抗が大きい
ステンレス同士は摩擦係数が高いため、ねじ込み時の抵抗が大きくなります。
2.熱がこもりやすい
ステンレスは熱伝導率が低く、摩擦熱がこもりやすい性質があります。
3.熱膨張係数が高い
鉄に比べて熱膨張係数が高く、熱によって膨張しやすい特性があります。
これら3つの特性が重なり合うことで、ステンレスの焼き付きが発生します。これらの問題を防ぐために、厚板ドリルねじには適切な表面処理が施された製品を選ぶことが重要です。適切な処理により、焼き付きや固着のリスクを抑え、施工の効率と品質を大幅に改善できます。
まとめ
厚板ドリルねじは、下穴を開ける手間を省き、施工時間を節約しながら、高い貫通力で厚い鋼板に対応できる優れた製品です。特に、ゼロクロメートやブランカ処理などの先進的な表面処理技術により、環境に配慮しつつ高い防錆性能も実現しています。これらの特徴から、耐久性の高い締結を求める方にとって非常に有用な選択肢となるでしょう。
ドリルねじの選定に迷われている方は、施工する厚板の材質や厚さに合った製品を選び、適切な表面処理が施されているかをご確認ください。これにより、焼き付きや固着のリスクを軽減し、施工の効率と品質を向上させることができます。ぜひ厚板用ドリルねじをお試しいただき、効率的かつ安全な施工を実現してください。
今回は厚板用ドリルねじをご紹介致しました。ご質問、ご相談はお気軽にお問い合わせください。