簡単に便利に使える最強のコネクター、頑丈な収納棚をうんと手軽に
初心者でも手間暇いらず。面倒な部材加工は一切不要、とても簡単に作れるのが2×4(ツーバイフォー)の魅力です。 今回は庭に作業小屋をお持ちのDIYアドバイザー・鈴木士郎先生のお宅に伺い、収納棚作りの実演をお願いしました。プロも認める2×4その魅力を簡単にご紹介します。
DIYの原点2×4工法
「2×4(ツーバイフォー)はアメリカ生まれ。もともとは、丈夫で質の高い住まいを誰でも手軽に作れるようにと開発された工法です」と鈴木先生。だから使う木材は、て規格に合わせてカットされたものだけ。この角材が主に2インチ×4インチの断面をもつことから、その名が付けられました。簡単工法の秘密は、規格サイズの木材+専用の接続金具(コネクター)にあります。木工作業にはつきものの、穴開けやホゾ切りなど面倒な加工はまったく必要なし。「どちらかというと不器用なアメリカ人にはぴったりの工法だったのですね。」もちろん今でもアメリカやカナダでは、2×4が住宅建築の主流。新築の95%が2×4だし、驚くべきことにその15%は素人の自作だとか。2×4はまさに、DIYの原点といえる工法なのです。さすがはDIYアドバイザー。テキパキと無駄なく進められる作業は、見ていて小気味良いほど。
コネクターわずか2種類でOK
さて、先生にお願いしたのは収納棚。少し本格的にDIYを楽しむなら、作業小屋にぜひ欲しいアイテムです。また、年末の大掃除や物置の整理にも、これ一つあればとても便利。目が回るほど忙しい年末に、何よりうれしいのが作業時間の短いこと。鈴木先生の手にかかれば、まさにアッという間、「初心者の方でも難なくできますよ」と先生。何しろ使うコネクターも木材も、それぞれたったの2種類ずつ。これを手順どうりに組み合わせていけば、またたく間にできあがり、となるわけです。
組立て簡単スピーディ、頑丈さ抜群、保証付き
コネクターに木材をきっちりはめ込む一これさえできれば、(といっても本来コネクターは角材のサイズに合わせて作られているから、基本的にはどなたがやっても正確にはまるはず)、あとは電動ドリルで木ネジを締めていくだけ。あっけないほど簡単です。 「それでいて強度は抜群、頑丈さも折り紙付きです」。正確に寸法取りされた角材をすき間なくカチッと合わせる、さらに金属製の強固なコネクターでビシッと組み上げる一少しくらい重い物を載せても、びくともしません。がっちりとした安定感があります。
他にもコネクターは200種類、次は何にチャレンジしますか?
コネクターメーカーとして、DIYの本場アメリカを代表する「シンプソン」。アメリカでコネクターを注文するときには、ただひと言「シンプソン」で通じるとか。こんなたとえ話があるほど、信頼感の高さは圧倒的です。また200種類を越える豊富なバラエティを揃えているのも、トップブランドならでは。水平・垂直だけでなく微妙な角度に応じたものまで、あらゆる接合場面を想定して多種多様なコネクターをご用意。だから初心者の方だけでなく、鈴木先生のようなプロからも愛用されています。「いいですね、この収納棚。こんなのがあると作業小屋にいるのも、ぐんと楽しくなりそうです」。より快適になった作業小屋で、次はどんなものをと、早くも考えられ始めたご様子。みなさんも、ぜひチャレンジしてみてください。棚一つ入っただけで、小屋の雰囲気が一変。 鈴木先生もすっかりご満悦の様子です。
鈴木士郎先生について
鈴木士郎先生
DIYアドバイザーとして各方面で活躍中。
神奈川県逗子市在住。