袋詰め作業は、多くの製造業において不可欠な工程ですが、手作業(内職)による袋詰めは時間と労力を要することが多く、効率化が求められています。そこで注目されているのが自動袋詰め機械です。この自動袋詰め機械は、ねじや小さな部品など、定型的な形状の商品を高速かつ正確に袋詰めする能力を持ち、作業時間の短縮と労力の削減、正確な入り数を実現します。自動袋詰め機械は、競争の激しい現代のビジネス環境において、欠かせないツールとなっています。
- ねじ自動袋詰め機械(自動パッケージ)について
- 実際の使用例から見るメリット
- ねじ自動袋詰め機の導入に必要な作業
- ねじ自動袋詰め機を簡単に使用するには
- 袋詰めに関するその他、ご要望(少量、内職作業)について
ねじ自動袋詰め機械(自動パッケージ)について
ねじ自動袋詰め機械は主に4つの工程(搬送、カウント、袋詰め、重量検品)に分類されます。搬送は、パーツフィーダーでねじを一列に整列、フィーダー出口のシュート部に設置したセンサーにて数量カウントし、包装工程に供給します。包装機では、一枚のフィルムから袋を作り効率よく製品を包装します。その後、計量器にて登録された重量範囲内であるかを自動検品します。ねじの種類は、首下寸法を含めるとJIS規格品だけでも数万種類に及びます。その為、袋詰めに対応可能なサイズは袋詰め機械によって異なります。複数のねじを同じ袋に包装する場合、最大4種類の部品が同袋可能です。
実際の使用例から見るメリット
作業員が手作業で行っていたねじ袋詰め工程を完全に自動化することにより、手作業では1時間に約40袋だった生産数が、1時間あたり約500袋にまで向上しました。品質管理の観点では、袋詰め後に、員数が正しいかを目視検品していましたが、重量検品を機械的に行うことでこの工程を削減、ヒューマンエラーによる不具合の流出もなくすことが可能となりました。
人口減少により作業員が不足する中、袋詰めに費やしていた作業員を他の生産に振り分けることができるようになります。これにより、企業全体の生産効率が向上し、競争力を強化することができます。このように、自動袋詰め機を導入することで、作業効率を飛躍的に向上させ、品質管理の強化とコストの削減を同時に実現することが可能です。実際の使用例から得られるこれらのメリットは、企業にとって非常に魅力的であり、自動化への移行を後押しする要因となっています。
ねじ自動袋詰め機の導入に必要な作業
1.計画立案 2.要件定義 3.設計 4.開発 5.テスト 6.導入
自動袋詰め機の導入には、計画段階から運用開始まで多岐にわたる作業と設備にかかる初期費用が必要となります。又、設備を維持する費用も発生する為、すべてを自社で行うことは難しく自動化に踏み切れない企業が多い理由と考えられます。
ねじ自動袋詰め機を簡単に使用するには
ねじの製造メーカーや流通に携わっている企業は、大量の袋詰めを様々な方法で行っており生産性を向上させる目的で自動袋詰め機を導入している企業も多いです。株式会社八幡ねじもそんな企業のひとつです。産業向けの袋詰めからホームセンター様向けのねじ小分けパッケージ販売等で袋詰めを大量に行っております。現状、ねじ自動袋詰め機は、5台稼働しており、お客様の生産性の向上に寄与しております。又、更なる効率化とスピードUPを目指して日々、改善を行っています。
生産可能な重量は1.5g~600gまで対応でき、基本袋サイズは、横幅80㎜x縦長さ80㎜~(調整可能)と大きな製品については、150㎜x120㎜で対応致します。生産ロットは、1000袋~対応しますが、3000袋以上ですとコスト削減効果が明確に現れます。又、付属機能として印字機能も搭載していますので、商品名、バーコード、ITF、QRコード等の印刷も可能です。エンドユーザー様向けに機器の取り付け方法や組立方法等をQRコードで表記出来る為、紙の説明書を同梱する手間も不要です。
袋詰めに関するその他、ご要望(少量、内職作業)について
生産数が1000袋未満の場合はどうすれば良いのか。
→当社は、少量袋詰めには、内職を最大限活用して対応致します。
部材の調達や内職作業への払い出し等、発注作業の手間を簡素化したい。
→当社に完成品として発注下さい。面倒な作業はすべておまかせ下さい。
検品作業に時間がかかっている為、検品作業をお願いしたい。
→袋詰めの内容を確認させて頂き、最適な検品作業をご提案致します。
板金部品とねじをまとめて袋詰めしたい。
→板金部品を支給頂ければ、対応可能です。又、板金部品の生産からお手伝いすることもできますのでお気軽にお問合せ下さい。